みなさん、こんにちは。
本日紹介する問題集はこちらです。
以前
超基礎編1 と基礎編2 については紹介しております。
この続きになりますね。
(3) 以降も
良い演習本です!
どんな本なのか-内容・難易度
出版社:桐原書店
著 者:安河内哲也、[監修] アンドリュー・ロビンス
価 格:(3)標準編/(4)中級編 ¥1,595 、 (5)上級編 \1,628
大きさ:A5 版
発売日:(3)標準編/(4)中級編-2019年4月、(5)上級編-2020年7月
厚 さ:本体(解説編) 232ページ、別冊(問題編) 48ページ
※すべて同じページ数です
色:3色刷り
一般的な問題集の厚さです。
もちろん
解説(本体)と別冊(問題編)の分冊です。
音声データについては
1. 付属CD
2. 桐原書店のサイトから音声データを無料ダウンロード
音声データのCDが付属されています。
また、サイトより音声データのダウンロードが可能です。
音声ダウンロードアプリ「LISTENING PRACTICE」が利用可能です。
リピート再生や音声のスピード変更も可能なので、
大変便利です。
超基礎編1 と基礎編2 と同様に
音声学習もしやすく
素晴らしいと思います。
音声を使用した学習は
英語の能力を大きく高めます。
(5)上級編は
結構英文が難しいので
このレベルの音声学習は
なかなか大変だと思います。
構成
(1) と (2) と構成は変わりありません。
本体(解答解説)には、
問題の正答、そして解説がのっています。
その他に
構造解説、サイトトランスレーション、問題英文(白文)という
構成になっています。
解答解説は丁寧です。
問題選択肢の和訳や、
語句リストもあります。
語句リストは
(3) 以降はかなり増えます。
本書は
単語集としての機能も持たせてあるとのことです。
構造確認のページでは
すべての英文構造の説明、
対応した日本語訳、
“注” には主に注意しなければならない文法や構造の解説が書かれています。
次にサイトトランスレーションのセクション、
問題英文と全訳のセクションと続きます。
問題英文 (白文) がついているというのが
大変良いと思います。
復習が大変しやすいです。
目次
(3)標準編、(4)中級編、(5)上級編
すべて
同じです。
問題数は(3)、(4)は20題あり
(5)は15題です。
それぞれに
1.解答と解説
2.構造確認
3.サイトトランスレーション
4.問題英文と全訳
があるという
構成です。
問題数
(3)標準編、(4)中級編は
どちらも問題数20題です。
(5)上級編は
15題です。
(3)標準編は
問題文が
だいたい200~350語前後の英文で、
5題が空所補充問題、15題が内容一致問題です。
(4)中級編は
こちらも
問題文がだいたい200~350語前後の英文です。
5題が空所補充問題、15題が内容一致問題です。
(5)上級編は
問題文が250~550語前後の英文です。
空所補充問題が5題、残り10題が内容一致問題です。
どのレベルも
各問題の設問は3題~4題です。
すべて客観問題です。
問題レベル
問題文、選択肢など
完全オリジナル英文です。
(3)標準編 CEFR-A2 (英検準2級)、一般大学入試レベル
(4)中級編 CEFR-B1 (英検2級)、中堅~上位大学入試レベル
(5)上級編 CEFR-B2 (英検準1級)、上位~難関大学入試レベル
(5) はたしかに
なかなか難しい英文がテーマになっています。
設問も
「ん?あれ?」となることも多く
正確に読めていないと間違います。
詳しさ
問題のレベルが上がっても
解説の丁寧さは
(1)(2) のときと変わりません。
全英文に
SVOC が付けられています。
それは (5) でも同様です。
このレベルの英文読解演習本で
丁寧に構造解説がついているものは
案外なかったりします。
しかも
このシリーズについては
日本語訳にも
() や <> がついていて
英文と比較しやすく
構造把握の学習がとてもしやすいです。
独学に適している演習本です。
使うべき人は誰か
基本英単語、基本英熟語、基本英文法、基本英文構造を学習した人
本書は
英文読解の演習本です。
最低限の知識修得が完了した人が取り組むべき問題集です。
最低限の知識がない人は
焦らず
まずは必要な知識を入力しましょう。
中学英単語、中学英文法を学習した人は
(1) や (2) の学習はできますので
(2) を完了した人は
続けて (3) に進んでも問題なく学習できます。
解説が丁寧であることと
英文がそれほど難しくないので
学習可能です。
ただ
(4) の前には
高校で学習する基本的な英単熟語や英文法・英文構造は
学習しておいた方が良いです。
(4)中級編は
「普通の国公立大学目指してます!」
「立教大に行きたいです!」
っていう感じの人の
1冊目読解演習本に適しています。
最低限
この英文法レベルの内容は修得しておくべきですね。
この
英文解釈の学習までやっておけば
万全です。
学習方法・使い方
目標解答時間が記載されており、
この時間を目指して解答します。
解答が終わった後
解答解説を確認しながら
誤訳はなかったか、
把握できなかった英文はなかったか、
自分の認識とズレがないか丁寧に確認します。
しらなかった語句も
可能な限り覚えちゃいましょう。
問題の確認、
英文理解の修正が終わった後は
サイトトランスレーションのページを参考にして
正しく和訳できるか確認します。
復習には問題英文の白文を使用します。
完全に正しく訳せるようになっているか
確認し、
訳せなかった英文は解説を見なおします。
音声データを利用して
音読も行います。
英単語・英熟語、英文法、英文解釈の
土台が固まっている場合
本書で英文読解の演習訓練を行うことで
英文がかなり速く読めるようになります。
シリーズを通して
英文は長くて 500語程度ですので
英文読解の ”体力” をつけるためにも
さらに
過去問演習や他の演習本で
訓練をする必要はあります。
(3)標準編と(4)中級編の学習後は
一段階レベルの上げた英文解釈の学習をすべきですね。
この本は
レベル的に適していると思います。
(5)上級編は
ちょっと難しいので
マーチクラスの英文読解を演習した後、
もう少し
難しい英文読解演習をしたい場合に
取り組むと良いでしょう。
本格的に早慶大対策に入っていくぞという人の
1冊目に適しています。
到達レベル
対象レベルの英文読解訓練のはじめの1冊目に最適!
例えば
(3)標準編 を完璧に仕上げたからといって
そのまま共通テスト本番を迎えて
共通テストの英文読解で満点がとれるようになる
ということには
なかなかなりません。
まあ
とてもキレキレの人であれば
可能かもしれませんが
ふつうは
他問題集や過去問演習などで
さらに演習を積み重ねる必要があります。
量ですね。
20題の問題演習だけでは
共通テストでも
乗り切ることはできません。
ただ、
大変丁寧な問題集です。
目標としている学力レベルの演習本の
1冊目としては
最適な問題集です。
共通テストレベルを目標としているのであれば
(3)標準編、できれば (4)中級編の学習も仕上げておくべきですね。
その後
モリモリ過去問演習で
共通テスト英文読解で満点狙えると思います。
一般的な国公立大や明治大学などの有名大を
志望しているのであれば
1冊目の演習本として
(4)中級編 は適しています。
「目指せ!慶大!よーし演習訓練始めるぞー」の人にとっては
1冊目に (5)上級編が良いですね。
本書を学習後は
さらに
演習を積み重ねていきましょう!
英文構造を確認できる
とてもとても丁寧な
多読演習用教材です。
レベルに合わせて
1冊目の教材として
大変適しています!
とっても良い教材ですよ!