高校入試を制する国語「選択問題」の解き方の基本 問題レベルは?内容や解説は?高校入試だけではなく大学入試や中学入試にも効果的!

みなさん、こんにちは。
本日紹介する本は
中学入試対策で有名な早瀬先生の
問題集です。



結構しっかり解説されている本です。

中学入試対策用に
または
小学生の読解力向上のために
使っています。


今回紹介する本は
高校入試対策用で、
選択問題対策に特化しています。

国語の得点をさらに安定させ
得点アップを目指す生徒に使用させています。



どんな本なのか


出版社:文芸社
著者:早瀬律子
価格:¥1,100
大きさ:A5判
本体(説明、解答解説):128ページ
別冊(問題):56ページ
発売日:2014/11/7
色:白黒

一般的な
問題集のスタイルです。

問題編は別冊なので
問題を見ながら
解説を確認しやすくなっています。

目次

本体(説明、解答解説)の目次です。
3章の構成で
1章が説明的文章(評論)の解き方、
2章が文学的文章の解き方、
そして
3章が問題の解説になっています。

問題編の目次です。

説明的文章が3題、
文学的文章が3題になっています。

問題レベル

高校入試対策ではありますが
説明的文章の第一問は豊島岡女子学園中、
文学的文章の第一問は渋渋中の入試問題です。

名門中学の入試問題は
高校入試の問題演習として
さらには
大学入試の問題演習としてとても有用です。

実際に
ここで扱われている
2題の題材も高校入試や大学入試で使用されるレベルのものです。

また
収録されている
高校入試の問題は
法政第二、都立2題、学芸と

練習問題としては十分なレベルです。

現代文の読解方法を学んだ中学生にとって、
解き応えのある問題レベルです。

ただ
合わせて6題なので
量としては少ないかもしれません。
学習後は
過去問等で修得した解き方を訓練していく必要があると思います。

問題形式

問題はもちろん
「選択問題」のみです。
特定領域のみの設問になっています。

構成

構成はいたってシンプルです。

本体では
説明的文章の解き方、文学的文章の解き方の解説があり、
その後問題解説のパートに移ります。

読み方は
内容を正確に把握して論理的に読み
問題文から根拠を得て
選択肢を選ぶというものです。

極めて当然のことですが

現代文の勉強をしたことがない人は
感覚で解くことが多いので
本書で読解方法を矯正することで
正答率があがります。

どのように文章を読んでいけば良いのか、
どんなポイントに注意すればよいのか、
段落構成はどうなっているのか、
実際に問題を解く手順はどうなのか、

選択問題を解くにあたって
とても詳しく説明されています。

問題解説編では
1章、2章で学んだ解き方を
実際に使用し
ポイントを踏まえながら
解いていきます。

小学生の時に
早瀬先生の参考書を利用して学習していた人なら
問題なく使用できると思います。

使うべき人

現代文の基本的な解き方を学んだことがある人

解説は結構”かっちり”しています。
現代文初学者が1冊目として使うには
若干ハードルが高い本です。

最初に紹介した
早瀬先生の中学入試用の参考書を学習したのちに
本書に入るか、


高校入試の対策として

まずは

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こちらを学習して
仕上げた後に

本書を学習すると良いと思います。

また
大学入試の基礎学習という面でも
利用できます。

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大学入試の現代文対策のスタートはこちらを利用させることが多いのですが
中学入試を経験せず、
高校入試時も国語を感覚的に解き、乗り越えてきた場合
まともな現代文学習に触れたことがないため
難しいという場合もあります。

そんな時は
船口”最強の現代文”を使って学習する前に
「解き方がわかる国語」だったり
早瀬先生の参考書を使用することがあります。

そうすると
”最強の現代文”の本にスムーズに入っていけます。


高校入試用ではありますが、
大学入試の基礎学習という点でも
十分に使うことができるのです。

それだけしっかりしている内容です。

学習方法

まずは
1章、2章の
現代文の読み方、解き方を確認し
理解していきます。

その後は実際に6題の問題を解き
解説を確認していきます。

一般的な現代文学習時と同じように
繰り返すことで
解答プロセスを修得することになります。
解答の際は
問題をコピーして
解くと良いと思います。

それによって
ラインなどの書き込みのない問題文で
何度も
解答プロセスの復習ができます。

とにかく
しつこく
しつこく
プロセスが完全に定着して
使える状態にまでもっていくことが大切です。

現代文では
「思考プロセスの再現」をできるようにしなければ
ずーっと我流のまま解くことになります。

正しい解法を説いている参考書の先生を信じて
繰り返しましょう。

問題数は6題ですが

完全に修得するまでには時間を要します。

生徒によっては
2か月ほどかかっていました。

到達レベル

高校入試における選択問題の正答率は非常に高くなる

選択問題とは何かという説明もあり
選択肢の正誤を勘違いして
問題を解いている人も結構いるのではないかと思います。

問題文の読み方や
解き方も論理的で
正統派の現代文参考書です。

選択問題については
かなり解けるようになります。

「選択問題」という的を絞った本は
珍しいので
高校入試に限らず
大学入試や中学入試の対策にも効果があります。

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