ニューコース問題集中学英文法 レベルや問題数は?解説は詳しいか?練習問題が豊富で高校入試に向けた総復習に良い!

みなさん、こんにちは。
今回紹介する問題集は

中学英文法の問題集です。



塾では
何冊か種類の違う中学英文法問題集を使っていますが
この本は
その中でもよく使用する問題集です。

昔からありますが
2021年に新装版として出版され
新学習指導要領に対応しています。




このように
各学年の問題集も出版されています。

今回詳しく見ていく本は
各学年の問題集ではなく
中学1年生から3年生までの英文法がまとまった
「中学英文法」です。



どんな本なのか

出版社:学研
価格:¥1,045
発売日:2021年5月27日
大きさ:B5判
本体:B5判(120ページ、カラー)
解答:B5判(32ページ、2色刷り)

解答は別冊になっており、
学習計画や記録をつけるための
スタディプランシートがついています。

構成

目次

20項目に分かれていて、
中学英文法を網羅しています。

内容

巻頭には

特集ページがあり
6ページにわたって
英文構造、品詞、語形変化が解説されています。

この特集は意識しなくても
高校入試は乗り越えられますが、
身につけると英語の理解が格段にアップします。

高校英文法では間違いなく意識しなくてはいけない品詞についても
解説されており良いです。
複数形や比較、過去形過去分詞形の動詞変化についても
うまくまとまっています。

各項目のはじめに
「テストに出る!重要ポイント」があり
要点がまとまっています。
英文構造をメインとして、表現方法なども載っています。

そしてSTEP1の「基礎力チェック問題」が続きます。
20問から30問程度の基本問題で構成されています。

次はSTEP2の「実力完成問題」です。
100点満点の構成で
ここは2ページから4ページの問題数になっており、
標準的な英文法問題が掲載されています。
いくつか「ハイレベル」問題もあり
最後の問題が
「入試レベル問題に挑戦」となっていることもあります。


数項目ごとに
「総合力テスト」のページになっています。
制限時間20分で100点満点構成です。
いくつかの文法事項がまとめて出題されています。
テスト形式での知識確認ができます。
5回分あります。

最後のページには
「高校入試模擬テスト」があり
4ページ、制限時間40分、100点満点になっています。

問題数

STEP1の「基礎力チェック問題」は20問~30問程度で
主に選択問題になっています。

STEP2の「実力完成問題」は
ページ数、問題数が文法項目によって違います。
2ページのときもあれば
4ページのときもあります。
30問程度のときもあれば、
70問近いときもあります。
覚えるべき知識が多い文法項目の箇所は
問題数が多くなっています。

また
設問は
選択問題、適語補充問題、語句整序問題、英作文問題、和訳問題など
入試で問われるような設問になっています。
英文法問題集ですから
英文読解問題は収録されていません。

「総合力テスト」では
大問5~6題、30問ほどで構成されています。

最後の「高校入試模擬テスト」では
大問8題で
短文や会話文の英文読解問題も収録されています。

問題レベル

「基礎力チェック問題」は基本知識の確認です。

それ以外のセクションは
標準的な英文法問題です。
少しレベルの高い ”ハイレベル” 問題もわずかにありますが
全体を通して
一般的なレベルの英文法問題で構成されています。

詳しさ

各項目最初の
「テストに出る!重要ポイント」は
ポイントがまとめられているに過ぎません。

別冊解答も
あっさりと
最低限必要なことが解説として載っている程度です。

本書単独で
英文法を0から理解して
知識定着までもっていくことはできません。

”問題集” ですから
理解し、
知識入力後の確認&定着を目指すためのものです。

そのような目的であれば
十分なポイント解説だと思います。

使うべき人

高校入試に向けた英文法総まとめをしたい人

中学1年生から3年生の英文法事項がまとまっていて
入試レベルの問題が多く掲載されています。

入試を意識し始めた中学3年生が
総確認をしながら
知識漏れを見つけつつ
入試に向けて英文法問題演習ができます。

授業に合わせた構成になっているわけではないので
学校の
予習や復習用としては
使い勝手が悪いので適していません。

また
知識入力用ではなく
演習出力用です。
それゆえ
英文法の知識を0から理解し
知識を入力したい人にも向いていません。
解説は最小限です。

英文法理解/知識入力用教材を求めている場合は

各学年の”参考書”の方が適しています。
これを利用して
弱点箇所の理解を高めると良いでしょう。

【参考書】



参考書の記事もありますので、
参考にしてみて下さい。

あわせて読みたい
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ニューコース参考書は
大変すばらしい参考書ですが、
分厚く、
内容もなかなか濃いので、

まず
全体的に
英文法に触れたい場合は

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このような
問題集も良いかと思います。

学習方法

正解に至る根拠が理解されたうえで完全正解にする

問題数は結構ありますし、
設問も種類が多く
入試対策になります。

繰り返し解いて
完全マスターするまでやり込みます。

ただし、
ただの暗記ではなく
「なぜその解答になるのか」を正しく理解したうえで
完全制覇を目指します。

英文法の理解が未熟であると発見した箇所は
本書によって
理解を高めることは少し難しいので

指導者に助けを求めるか
ニューコースなどの英文法参考書等で
理解不十分な英文法事項を調べて
穴埋めすべき知識を確認していく必要があります。

英語の力がある生徒でも
ところどころで
不明点が出現します。

本書利用中の生徒から結構質問を受けます。

到達レベル

公立高校入試の英文法問題はサラサラ

仕上げれば
一般的な英文法問題では間違いません。
公立高校入試の英文法問題でつまずくことはないでしょう。

英文法問題に関していえば
”合格”です。

たとえ
さらに高度な英文法問題対策を
必要としている高校を目指していたとしても

英文法はひとまず置いておいて
英文読解やリスニング、語彙の能力を高めましょう。

それで
合格圏内の得点になることは往々にしてあります。

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少なくとも
公立高校の入試においては
英文法対策は
本書で十分です。

これ以上が本当に必要ならば
作戦とか
学習姿勢とか
方法とか

おそらく
いろいろ間違っています。


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