みなさん、こんにちは。
本日紹介する問題集はこちらです。
良い本ですよねー
竹岡先生のカチッとした深い解説が繰り広げられています！
音声はもちろん
この本は
なんと
竹岡先生の解説動画もあるんです！
塾でも
使用する生徒は非常に多いです。
大変優れている参考書です。
どんな本なのか
出版社：旺文社
著 者：竹岡広信
価 格：￥1,320
大きさ：A5判
発売日：2019/7/22
厚 さ：176ページ （別冊：80ページ）
色：2色刷り
音声：サイトからダウンロード または旺文社リスニングアプリ
※竹岡先生の動画解説あり
音声については
サイトで聞くこともできますし
アプリを利用して聞くこともできます。
本書は
こんな感じの厚さです。
持ち運びには良いサイズだと思います。
本体が
解説になっていて
別冊には
問題英文と英文内の語句解説が載っています。
見開きで
4つの課題となる英文が記載されています。
問題英文は
1行空きなので
記入するときに便利です。
次ページは
語句解説です。
補足解説が豊富です。
語源が記載されていたり、
覚え方や、アクセントが載っていたり
対義語や類義語、出題のされ方も説明されており
内容は大変優れています。
このページ
とってもイイです！
構成
本体の最初に
”英文法の基本講義” として、
品詞や基本文法について問題と解説があります。
しかも
各5分ほどの竹岡先生の映像授業も見ることが可能です。
講義動画は
全12回です。
以下のサイトから
講義動画を見ることができます。
※本書に記載されているパスワードが必要です。
そのあとは
メインの72題の英文解説に入っていきます。
この
本体解説にも
問題英文が載っているので
別冊の問題英文を開いて
比較しながら確認する必要はありません。
問題英文に
英文の構造が示されています。
問題英文すべてで品詞分解されていて
丁寧に
文法や構造の解説が行われています。
問題英文には番号が振ってあり
それに対応する解説が
問題英文に続いて展開されています。
見開きの最後右下に
全訳があります。
最後に
索引もついていて
調べやすくなっています。
目次
問題数
文型や文の構造を修得するための英文が72題収録されています。
収録されている英文は
15ワードほどの 1文のものもありますが
基本的には
およそ50ワードから80ワード程度の英文です。
問題レベル
実際に入試で使用された英文です。
そこそこのレベルです。
ただ
英文自体は平易で
語句レベルも抑えてあり
読みやすい英文です。
英文読解に必要な知識を修得するために
英単語、英熟語のレベルが抑えてあるという点が
非常に学習しやすくしています。
わからない英単語や英熟語に気を散らすことなく
本当に集中したい内容に
焦点をあてることができ
効率的に学習できます。
詳しさ
非常に丁寧です。
竹岡先生らしく
かっちり解説されています。
納得の解説です。
解説を読んで
「ん？どういうこと？」ということには
なかなかならない問題集だと思います。
さらに
同じ内容が
何度も繰り返して出てくるので
自然と反復できます。
よくできています。
全訳については
極端な意訳はありません。
どちらかというと
直訳に近いものなので
自分の訳と比較しやすく
正誤の判定がしやすいでしょう。
ただ
強調構文とは何か、
倒置とは何か、
このような知識は
すでに持っているという前提の解説になります。
「強調構文？倒置？それは何だ？」という人には
以下の本などで
その文法事項を理解しておくと良いのではないでしょうか。
ただ、
「世界一わかりやすい・・」もやって
「入門英文問題精講」もやって
となると時間がかかります。
より理解を求めている場合は
「世界一わかりやすい・・」を選択する方が良いのではないかと思います。
関先生の解説も
竹岡先生の解説も
どちらも好きです。
入門英文問題精講は
英語の型を徹底的に繰り返し
基礎を構築したい人にとっては
大変有効な本となるでしょう！
使うべき人は誰か
基本語句や英文法の知識が修得できた人
英文内の語句レベルは抑えてありますが
最低限の語句の知識は持っているべきです。
できれば
英単語帳を完成させておきたいところです。
これらを
完成させていないにしても
「共通テスト」レベルの語句はインプットを完了させてから
本書に進むべきです。
語句解説のページがあるといっても
最低限の語句知識がなければ
学習効率は落ちます。
また
英文構造の学習をひと通り終えた人が
その知識を固める演習本として使用すると
大変効果的です。
このような本を
学習した人が
演習と
さらに深い知識を求めて使用するという感じでしょうか。
入門英文問題精講の方が
高いレベルに行きますが、
2冊とも似たようなレベルに到達するので
どちらか1冊でも良いと思います。
結局
英文読解の訓練”量”によるところが大きいですが
一般的な模試で
確実に
偏差値60程度に到達したいのならば
入門英文問題精講で徹底的に基礎構築しておく方が安全ですね。
学習方法
まずは
竹岡先生の映像授業で
英文法の基本をカチッと入力します。
そして
メインの英文の構造学習に入ります。
繰り返しますので
別冊の英文はコピーして利用した方が良いです。
英文の構造を意識して
英文を読みます。
語句に関しては
次ページにあるので
わからなければ
見てしまっても良いでしょう。
英文構造を見抜く訓練に集中です。
ちなみに
問題英文の語句で解説されている
英単語英熟語は非常に重要です。
完全に入力しましょう。
見たらわかると思いますが、
語句のページは
とてもよくできています！
自分の考える
英文構造に従った日本語訳を行い、
解説を見ます。
解説を熟読し
全訳と比較します。
おそらくは
1周では完成しないので
繰り返し学習し
すべての英文で
構造把握が正しく、
そして英文の意味も正確に捉えられたら完成です。
音声を利用し
音読をして
スラスラと英文が理解できれば
次の英語のステップに進みます。
たとえば
英文読解の演習に入るとか、
ですね。
英文読解の演習本として
このシリーズは丁寧です。
(1) や (2) は簡単すぎるかもしれません。
自分のレベルに合わせて
取り組んでください。
本書
「入門英文問題精講」を学習する際は
最低限の知識を入力したうえで取り組めば
それなりの速さで進めることができます。
解説を読むために
そこそこの時間はかかりますが、
1時間で2，3英文を進めることは可能だと思います。
このペースで行けば
1ヵ月から2ヵ月で
複数回、繰り返すことができます。
本書は
どこを目指していても
パーフェクトに修得すべき内容です。
「何周したらいいですか？」
と時々聞かれますが、
パーフェクトになるまで
繰り返してください。
もし
辞書的な利用を求めて
英文法理解のための参考書が欲しいのであれば
この参考書が良いと思います。
到達レベル
有名大の英文読めます！
本書修得すれば
英単語や英熟語の知識がある前提ですが、
共通テストの英文は読めます。
明治大や法政大とか
つまり
MARCH の英文も読めます。
普通の国公立大学の英文も読めます。
千葉大とか。
知識を獲得しただけでは
英語で得点を取ることは難しいのです。
どんどん英文を読んで
ガツガツ解いていきましょう。
本書で
対応できそうならば
ガツンガツンと過去問演習で
英文読解を進めていきましょう！！
良い本ですよ～
本書を完成させたとき
ちょびっとだけ
万能感を感じることでしょう。
「あ、あれ、英文読めるようになっているー！」