世界一わかりやすい英文読解の特別講座 この本の正体や使い方、レベルは?解釈の本?英文読解の本?

みなさん、こんにちは。
今回紹介する問題集は

スタディサプリ関正生せんせーの本です。

塾でも一時期頻繁に使用していました。


感激するレベルでわかりやすく
「そういうことだったのか!」の”納得”が連発します。

この本は”英文読解”とタイトルに入っていますが
正統派英文解釈の参考書です。

どんな本なのか

出版社:KADOKAWA
著者:関正生
価格:¥1,650
発売日:2011年9月
大きさ:A5判
本体:380ページ、3色刷り
音声無し

結構厚いです。
でも、堅苦しくなく読みやすいので
読むだけであれば3,4日で読み切れます。

音源はありません。

構成

目次

Chapterは1~4
Sctionは1~8
テーマは51で構成されています。

大きく分けると
Chapter1~2は構文、Chapter3は語彙や文法知識の読解利用、
Chapter4は和訳の方法です。

内容

非常に丁寧な解説で一貫しています。

全51のテーマに関して
STEP1とSTEP2の2つの例文を解説する形で進んでいきます。

例文は各大学の過去問を利用しており
STEP2で扱われる例文の方が
STEP1より少し長めの英文になっています。

どのようなところに注目して
例題の英文を解釈するのか、

英文構造はどのように予想できるのか、
どう考えて予想を修正し
実際の正しい構造は何か

といった思考のプロセスが解説されています。

設問については
すべて同じで
「和訳しなさい」です。

設問のところに星マークがあります。
和訳の際に
どこに注意すべきかが書かれています。
その意図を意識しながら訳すことが重要な点です。

「ポイント」では
そのテーマの核心が書かれています。

解説では
理解に重点が置かれていることがよく感じられます。

どのように予想し
どのように正しい結果を導くのかの思考過程が書かれており
正確の構造解析ができるように
「なぜそうなるのか」の丁寧な記述がされています。

論理的に正攻法で英文と向き合う本です。

ときどき
こんな”コラム”の息抜きもあったりしますが

原則、
最初から最後までまったく同じリズムで51のテーマを
解説しています。

レベル

問題英文は
東大をはじめとする旧帝大、
早慶などの難関私立大学からの出題も多く

英文レベルは低くありません。

一般的な英文解釈で扱われている
英文レベルと同等です。
簡単ではありませんが、解説が丁寧なので
理解については問題ありません。

詳しさ

講義系の本なので
説明は多く
疑問に思うであろうことを解消しながら解説が展開していきます。

苦手としている人が多い
強調構文や倒置といった
少し難しい構造も納得の解説になっています。

また
学んできた文法知識をどのように読解で利用するのか
和訳する際に
何を注意すれば良いのかを解説しています。

文法問題を解くだけの文法知識ではなく
文法知識を読解時にどう利用するのか
その思考過程が書かれており
大変価値ある説明になっています。

説明部分は多いのですが
「ポイント」や「チェックポイント」で
まとめてあり

「構造解析」では
英文の構造が図解されていて
わかりやすくなっています。

例文一覧や索引はありません。

また、
本書は
頻出の構文、文法に焦点をあてているため
網羅的体系的に解釈を学ぶわけではありません。

ただ、
使う時期や使用方法によりますが
この本が完成したとき

一部の大学を除き
ほとんどの大学には
知識の面では対応可能です。



使うべき人

文法や解釈は学んだが得点が伸びない人

とても良い本だと思います。

ただ
使う場面が難しくて
あまり最近は使わせていません。

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結構この本と知識的に被ることが多く
「肘井英文法」を修得させた後は
ゴリゴリ読解演習に移る場合が多いのです。

英語は
必要知識を入れた後は演習です。
それで得点はグイグイ伸びます。

本書は
解説が丁寧でわかりやすいのですが
文法などの基本知識がない人が始める本ではありません。
”世界一わかりやすい”とありますが
初学者用ではないのです。

一方で
普通大学とか有名大学とか言われるような
大学を志望していて
「必要か?」といわれると
どうかなという感じです。

日大でも明治大でも
「肘井英文法」で知識的には対応できてしまうので。

構造を分析し正しく和訳する訓練がなされるので
日本語訳に重点が置かれる国公立大学対策には良いかと思います。
本書の掲載英文は
単語はわかっていても
正確に
構造理解ができていないと和訳しにくい英文が多くなっています。



一部の難関といわれる大学入試問題では
文脈判断や巨視的な読解が必要なときがありますが
それはこの本では学ぶことはできませんので
他教材が必要になります。

必要知識は入力したが
得点の伸びをさらに作りたいという受験生には
本書によって
「はっ!!」「うおっ!!」という感動とともに
得点アップが見込めると思います。

知識の使い方訓練本として良いですね。

学習方法

読むだけなら
感動とともに数日間ですぐに読めてしまいます。

当然
それで身につくような内容ではありません。

例文を「なぜそのように訳すのか」を論理的に説明できるようになるまで
繰り返します。
英文構造を正確に判断できるように、
ポイントが瞬時に頭に浮かぶように、
関先生の解説が再現できるように、

そうなるまで反復です。

つまり
読むだけなら時間はかかりませんが
修得しようと思えば
結構な時間がかかります。

味わいある本です。


到達レベル

だいたいの大学入試に対応可能

本書学習前に
基本英文法や基本英文解釈の知識は入力しておくべきです。

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たとえば
これらの本で。

基本的な知識を入力して
そのあとで
本書知識を定着させると
自分の学力が飛躍した感覚を覚えます。
実際にスラスラ読めるようになっていて
知識的にはほとんどの大学入試に対応できます

ただし
英語なので
やっぱり英文をたくさん読まないと
得点は上がっていかないと思いますので
必要知識を入力後
問題集や過去問で
どんどん演習しましょう。

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効率的な大学入試という観点から言えば
共通テストや日大などの普通大学であれば
不要じゃないかなと思っています。

本書を仕上げれば
マーチはスラスラです。
早慶も演習次第では届きます。ちょっとキツそうでしたけど。
国公立も
旧帝大の下位なら問題なく対応できます。

一部の難関大学は
”知識だけじゃダメなのよ”感が出ています。
それは
解釈知識をどんなに高めてもダメだということです。
入試では別のパワーを見るよってことです。


この本を学習すると
英文の見方が変わったり
和訳の際の余裕が生まれたりするので

もし時間があれば
是非読んでほしい参考書です。

とても面白い本です。

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