問題集・参考書高校生数学

基礎問題精講 数学 -レベルは?誰が使うべき?-

問題集・参考書

みなさん、こんにちは。
今回紹介する問題集は、

旺文社「基礎問題精講 数学」です。

結構取り組んでいる人が多い問題集です。
実際のところ
どんな問題集であり
問題レベルや、仕上げた時の到達レベル、
解説の詳しさなどはいったいどんなものなのか見てみましょう。

どんな本なのか

旺文社
著者:上園信武
ⅠA ¥1210
ⅡB ¥1320
Ⅲ ¥1430

左から ⅠA、ⅡB、Ⅲ

ⅡBが一番厚いですね。
改訂されるとページ数が増えますが
だいたい250ページから300ページ程度です。

それほど厚くありません。
持ち運びやすいA5判サイズです。

演習問題の解答は本体と一体型です。
切り離せません。
これが結構学習しにくいと感じます。
自分で「本気で」切り離すか、
旺文社のHPに演習問題の解答PDFがアップされていますので
そちらを印刷または閲覧しながら
学習することになります。

旺文社HP 基礎問題精講数学 演習問題解答PDF

「詳細を見る」ボタンで各問題集の詳細情報のページにいくとあります。
問題集によっては先生の音声講義があり、
ポイントを解説してくれる音声データもあります。

問題数

ⅠA例題 145題 前後演習問題 145題 前後
ⅡB例題 170題 前後演習問題 170題 前後
例題 125題 前後演習問題 125題 前後
基礎問題精講数学 問題数

改訂によって問題数が増減しますが、
だいたい上記のような問題数です。
例題だけで青チャートの問題数と比べると
半分以下です。

また青チャートの章末問題のようなものも
基礎問題精講数学にはついていませんので
問題数は純粋に
例題と演習問題のみです。

構成

旺文社HPより

すべて同様の構成になっています。
「例題」があり、その例題に対する考え方や方針が書かれている「精講」があります。
その次に「解答」、解くうえで知っておくべき「ポイント」、
そして例題の練習として「演習問題」があります。
見開きで例題2題の場合と1題の場合があります。

旺文社HPより

演習問題の解答は巻末にまとめて載っています。
これが切り離せないので、
この点は使いにくいと感じるかもしれません。
ただし旺文社HPで演習問題解答を公開しているので
利用すれば良いと思います。

使うべき人は誰か

数学は苦手じゃない、厳選された基本解法を修得したい人

この問題集は
「基本解法の修得」という学習段階に使用するものです。
つまり
チャートシリーズやフォーカスゴールド、ニューアクションレジェンドのような
問題集と同じ働きをします。
ただ、それらの問題集と比べても圧倒的に例題が少なく
かなり厳選された問題が載っています。

厳選されているがゆえ
効率的な基本解法の修得が期待できます。

ただし
”少ない=苦手でも終わらせられる”という式は成り立ちません。

どちらかというと、「数学得意な人」用です。

取り組むには
教科書の練習問題は苦も無く解けるということが必要です。
基礎問題精講の解説はそこまで詳しくはありません。
どちらかというと淡白な方です。
演習問題に関していえば
解答のみですので
その解答解説を読解する力が必要です。

教科書レベルの学習から必要な人は
焦らずに
教科書の学習や
数学入門問題精講」や

やさしい高校数学

初めから始める数学」シリーズなどを
学習してから
基礎問題精講 数学に取り組むべきです。



共通テスト・中堅大学対策をする人

チャートなどの網羅系問題集に比べると
網羅度は落ちますが
学習を終えると
ひと通りの基本解法は身につきます。
効率的に全体を学習したい人には使える問題集です。

基礎問題精講を仕上げた後、
共通テスト対策を行うこともできますし、
中堅と言われるような大学であれば
過去問演習に取り組むことが可能です。

できれば、
過去問演習に取り組む前に
基本~標準入試レベル問題集を1冊仕上げておくと
段階がスムーズで
過去問演習も無理なく進みます。


「基礎」と名のつく問題集ですが
完璧に仕上げると
対応できる大学が結構たくさんあることに気づくはずです。



学習方法

知識0からの初心者が使える問題集ではないため
教科書レベルの学習は
事前に仕上げておく必要があります。

教科書理解の後に
入試で必要になるであろう基本解法を理解、定着させるために使用します。
例題や演習問題を解くことはもちろんで、
それらの問題は瞬間で解けるように反復します。

また
精講や解答、ポイントもすべて熟読し
納得し、自分の血肉化します。


日常的な学校の復習教材として
基本解法の網羅的な教材として

それらの観点からすると
他の解法定着用の問題集に見劣りします。


しかし
コンパクトに厳選された解法を
ある程度短期間で全体把握のために使用する問題集としては
かなり役に立つアイテムです。

その次の段階の
入試基本問題演習用の問題集や
過去問演習で
欠けているような
基本解法を補強入力していけば
普通の大学であれば戦うことができます。


到達ライン

共通テスト対策準備・中堅大対策準備

基礎問題精講が仕上がると
一般的な記述模試で偏差値が60前後になります。

Ⅲは結構入試レベル問題を扱うこともありますが
ⅠAⅡBは一般的な基本解法を載せてあります。
完璧に入力し
滑らかに出力できるようになると
模試でも解ける感覚を味わうことができます。

少なくとも
一般的なレベルの模試では
解答解説を見れば
「あーそうだった、こうやって解くんだった。」
という状態になります。

問題が解けるように
持っている知識を綺麗に出せるように
多くの演習訓練をしてください。

「入力:出力=3:7」の原則に基づいて
蓄えた知識を使える知識にして
得点能力を上げると
模試偏差値も60前後に到達します。

演習については
共通テストやセンター試験過去問、
中堅大学の過去問、
入試基本演習問題集などを使用すると良いと思います。

適切なレベルで出力訓練を行わないと
なかなか得点できないものです。


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