ハイクラステスト数学 中学数学有名問題集の難易度や解説の詳しさは?定期テスト用?入試対策用?

みなさん、こんにちは。
今回紹介する問題集は、
有名です。

受験研究社「ハイクラステスト」シリーズの数学です。
結構使っている人が多いですね。

ただし、
この問題集を使う目的をはっきりさせないと
何のために”数学を鍛えている”のか迷走します。

それでは
詳しく見ていきましょう。

どんな本なのか

ハイクラステストシリーズは
5教科出版されています。
数学や英語、理科は学年ごと発売されており
英語長文や国文法、地理など
学年関係なく、分野で1冊の問題集になっているものもあります。




今回は
数学をみていきます。

出版社:増進堂・受験研究社
各¥1,100
2021年 新版発売(新学習指導要領対応)
B5判
カラー:2色刷り(別冊解答も2色刷り)
本体 100~120ページ
別冊解答 50~65ページ

解答は
もちろん取り外し可能です。
新版になって
2色刷りになり見やすくなりました。



構成

【中学1年生 目次】



【中学2年生 目次】



【中学3年生 目次】



2年と3年には
最初に前の学年の復習ページがついています。
10ページ程度にわたってあります。
入試過去問で構成されており
入試問題としては標準レベルです。

標準問題集シリーズと同様に
「3ステップ式」です。

単元は一般的な教科書どおりの配置になっています。
各章に分かれていて
その章のなかで
StepA(教科書レベル問題)&チェックポイント
StepB(入試標準レベル問題)
を範囲ごとに繰り返します。

そして
章の最後に
StepC(難関入試レベル問題)があります。

巻末には
「総合実力テスト」が1セットあり
試験形式で練習できます。

特に要点をまとめてあるようなページはなく
StepAから
問題演習がスタートします。
StepAは教科書に載っているような問題レベルですが
入試問題も収録されています。
各回大問5題程度です。

また
「チェックポイント」として
簡単な知識のまとめ部分が終わりに掲載されていています。


StepBは、ほぼ入試問題で構成されており
難関私立高校や国立高校の過去問が載っています。
一般的な公立高校対策問題集の最終段階の問題レベルです。

この
「StepA→StepB→StepA→StepB・・・・」
を繰り返します。
たとえば
中3の”相似な図形”の範囲であれば
「相似な三角形StepA→StepB」「平行線と線分の比StepA→StepB」「相似の利用StepA→StepB」
そして章の最後にStepCとなっています。

StepCのレイアウトは
StepA、StepBと変わりません。
問題は主に
難関私立高校の過去問で構成されています。

StepAにはありませんが
StepBとStepCには
目標解答時間や合格点、配点がのっていて
試験形式になっています。


巻末に
総合実力テストがついています。

1セットの試験形式で
訓練ができます。

解答は分冊で
2色刷りになっており
確認しやすくなっています。

注意すべきポイントがあれば
「ここに注意」という見出しで囲まれていて
強調されています。


問題数

一般的な学年別の問題集の問題数です。
多すぎず
少なすぎず。

レイアウトは大変整っており
見開きで
セクションが区切られています。

1セクション(StepAとかStepBとか)で
大問が数題です。
たとえば
二次関数の単元であれば
大問数が40題ほどです。

問題数としては
十分に練習できる量です。

以前紹介した
「標準問題集」シリーズと同等の問題量です。
ただ
「標準問題集」シリーズの問題は
基本からはじまり、標準レベルの問題演習を繰り返し
章の最後に一般的な入試レベル問題を解いてみるという段階のものです。

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一方で
本書「ハイクラステスト」シリーズは
入試レベルの基本問題からスタートし
標準レベルの入試問題を繰り返し演習し
章のラストで
難関高校入試問題に挑戦するというステップの問題集です。

「標準問題集」シリーズとは
スタート、そして到達問題レベルが違います。

「標準問題集」での最終段階”実力問題”が
この「ハイクラステスト」シリーズではStepB程度です。
StepBの方が難しいことが多々ありますけれど。


使うべき人は誰か

単元ごとの入試レベル問題を解きたい人

”教科書要点まとめ”のような知識確認ページはありませんが
教科書レベルの問題からスタートしますので
教科書を理解できたのなら
本書に取り組むことができます。

ただ
教科書レベルといっても
入試問題を扱っていますので
教科書から「ハイクラステスト」シリーズは少しハードです。
一旦教科書レベルの問題演習を行ったのちに
本書に入って
入試問題で訓練する方が無理がないと思います。

ある程度
ワークや基本問題集で知識を確認して
その知識を利用できるようになっている人であれば
解説は丁寧ですので
十分この問題集を使うことができます。

原則すべてが入試問題で構成されていると
考えて良いと思います。
それなりに覚悟して取り組んでください。

StepCは
難関高校入試問題ですから
なかなか難しいです。
実際に普通の中学の定期テストや
公立高校の入試問題では
出題されることはありません。

StepBまでを仕上げれば
普通公立高校の入試準備としては十分で
あとは過去問演習で鍛錬するのみです。

この問題集は
あくまでも”単元ごと”の入試問題が掲載されています。

多くの入試問題は
複数単元から問題が作成されていることがあり
その点は
この問題集では手薄です。

入試問題を中心に融合問題等を
モリモリ演習したい人には次の問題集が適しています。

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「ハイクラステスト」は
単元ごとの難しい問題で
入試レベル問題を通して
知識をより応用的に利用することをやってみたい
問題演習によって
幅広い問題に触れてみたい

そんな人には良い教材だと思います。

学習方法

この問題集は
知識を修得するための問題集ではありません。
つまり
日常的に
「授業後→復習演習&知識確認」として使用するのではなく
基本的な問題で
知識を定着させ
基本的な問題解法を身につけた後

その知識をより応用的に利用するために
それなりの難度の問題演習で力をつけていく
”実力養成問題集”です。

一定の学力を有した人が使うべき問題集で
「教科書”よちよち歩き”状態です」のひとが使うと
逆に非効率な教材です。

「みんな使っているから」「なんか有名だから」で使用するのではなく
自分の状態に合わせて問題集は選択しなくてはなりません。
基本知識や基本解法の確認演習はワークや別の教材を使用する方が
良いでしょう。
「標準問題集」シリーズでも良いですし、
もう少し基本的なものであれば
下のような教材が適しています。

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参考にしてみて下さい。

学力到達レベル

公立私立高校過去問演習へ&難関国私立高校の本格入試対策へ

普通の高校入試であれば
高得点が狙えるところまで到達します。
学力としては
「90点超えるかもよ」ぐらいまでは行きます。
この本を勉強しなくても
公立高校入試レベルなら
90点ぐらいまで到達している人もいますけれども。

注意として
本書は
”単元ごと”ですから
高得点を取るためには
過去問演習等による複合・融合問題の演習訓練は必要です。

公立高校の入試問題では出題されないような問題も
多く掲載されていますが
難しい高校入試に接することで
より応用的に知識を利用することができるようになりますし
なによりも余裕が生まれます。

”余裕”

重要ですね。

難関私立高校入試対策としては
良い問題集なのではないでしょうか。
難関私立高校入試対策用としては
問題数やバリエーションが
不足気味です。
学習後
本格的な私立高校入試対策演習に入っていくことになります。

ちなみに
定期テスト対策問題集としては
「標準問題集」シリーズの方が適しています。

本書はやりすぎレベルです。
趣味ならイイですけど。

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